
今回のドレスデン旅行の目的はクリスマスマーケットでしたが、マーケットだけでなくドレスデンの街全体が美しすぎて驚きました。
さっそく有名観光地や街の歴史を紹介していきます!
ドレスデンの歴史
ドレスデンはドイツ東部に位置し、中世の時代から商業都市として繁栄し、16世紀にはザクセン王国の首都として栄えていました。壮麗なバロック建築群が建ち並び、かつては「百塔の都」と称えられたこの街。
第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けましたが、戦後旧市街は徐々に再建され、現在では「ドイツの京都」「エルベのフィレンツェ」と称される東ドイツ屈指の観光都市となっています。
ドレスデン城 (Dresden Castle)

ザクセン王家の居城として15世紀に建てられたドレスデン城。その城壁には『君主の行列 (Der Fürstenzug)』という約100mにも及ぶ壁画があります。
マイセン磁器のタイルに歴代のザクセン君主や芸術家たちが行進する様子が描かれており、第二次世界大戦の大空襲で奇跡的に戦禍を逃れた必見の観光スポットです。
ドレスデン城の中には宝飾館があり、財宝や金銀細工を見学することができます。

壁画の周辺を見渡すと、バロック様式の建物が集まっています。



カトリック旧宮廷教会(Katholische Hofkirche

Katholische Hofkirche(カトリック旧宮廷教会)はドレスデン城の隣にある18世紀に建てられたバロック様式の教会です。

教会の内部はロココ調で造られており、白を基調とした優雅な空間が広がっています。
ゼンパー・オーパー(Semperoper)

ゼンパー・オーパー(Semperoper)は、1838~1841年にかけて建設された世界中で有名なオペラハウスの一つです。劇場を建築したゴットフリート・ゼンパーの名前がつけられています。
ゼンパー・オーパーでのオペラやバレエの鑑賞はチケットが即完売してしまうほど人気だそうです。

ゼンパー・オーパーの隣にはツヴィンガー宮殿があり、カトリック旧宮廷教会も近く、周りをぐるっと見渡すと素晴らしい風景が広がっています。
この日はそこにピアノを弾いてる人がいて、演奏と景色とが合わさって映画のワンシーンみたいでした。動画みて欲しい。
昨日はベルリンからドレスデンに日帰り旅行🇩🇪
— yuki@🇫🇷ワーホリ中 (@yuki_hsb) December 15, 2019
クリスマスマーケットも良かったんだけど、それよりも歴史的建造物の綺麗さに感動🥺 pic.twitter.com/5ZqzlhX4vO
ツヴィンガー宮殿 (Zwinger)

バロック様式建築の傑作とも言われるツヴィンガー宮殿 (Zwinger)。1710年にザクセン王フリードリッヒ・アウグスト1世によって建造されました。北側のアルテ・マイスター絵画館部分は、19世紀にイタリア・ルネサンス様式で増築されています。
中庭はとても広く、芝生は綺麗に管理されています。館内は現在複数のミュージアムとして利用されており、アルテ・マイスター絵画館には、ラファエロやフェルメールといった巨匠の名品が揃うドレスデンを代表する観光地です。

エルベ川のアウグストゥス橋(Augustus Bridge)

エルベ川の反対岸には新市街(ノイシュタット)が広がり、住宅街の中に個性的なショップやレストランが点在しています。時間が許せばそちらの方にも行ってみてください。

対岸から見る旧市街の景色もとても綺麗でした。
ブリュールのテラス(Bruehl Terrace)からの景色

ブリュールのテラスは、エルベ川に沿って作られた遊歩道です。周囲は眺めの良い景色が広がっているので、ビュースポットとして人気の場所です。

階段を登ると、お城や教会が見渡せます。

テラスから見えるクリスマスマーケットの風景。
クリスマスマーケット

ドレスデンと言えば、ドイツ3大クリスマスマーケットの一つです。さらに、ドイツ最古のクリスマスマーケットとして知られています。
伝統を感じるマーケットは素晴らしく、有名なクリスマス菓子シュトーレンはとても美味しかったです!詳しくはこちらの記事へ。
まとめ
今回のドレスデン観光をダイジェストで振り返りました。
正直、ドレスデンはクリスマスマーケットが有名ということしか知らず、ザクセン王国という国があったという知識すらなく街を巡りました。それでも長い歴史を感じる建造物や街の雰囲気が美しすぎて感動しました。
クリスマス時期も良いですが、夏に行くとまた違った景色が見られるんだろうなぁ。ドレスデンの街は想像以上に素敵だったので機会があれば訪れてみてください。
今回の旅はベルリンからバスで行ったので、その行き方についても解説しています。よかったら参考にしてみてください。
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