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【大麻・マリファナ・ヘンプ】大麻合法化に向けて日本の歴史や活用事例まとめ

投稿日:2019年11月14日 更新日:

「大麻」「マリファナ」と聞くと、危険で悪質なドラッグというイメージが強いと思います。しかし、実は大麻が規制され出してからの歴史は浅く、日本では古来からさまざまな用途で活用されてきました。

そんな大麻について知れば知るほど、これは本当は人の健康にも環境問題にも役立ついいものなのではないかと感じ、今とても気になっています。

今回は、そんな大麻の活用法や歴史について紹介していきます。

大麻の活用法

大麻は「ヘンプ」とも呼ばれ、茎、種、穂、葉、根の全てが産業用に活用できます。それでは、大麻(ヘンプ)からどのような製品が作られているのか見ていきます。

●衣料・紙

大麻の茎から作られる繊維は、通気性や吸湿・吸汗性に優れ、他の麻であるリネンやラミーと比べて耐久性も強く、肌触りがいいのが特徴。そのため、高級な衣類に使用されています。

大麻で作られたヘンプペーパーは強度が強く、長期にわたって黄ばみや劣化なく保存が可能です。

●バイオプラスチック

茎の芯から作られるバイオプラスチックは、生分解性で微生物によって土に還すことができます。

その上、このヘンププラスチックを使って作られた車は同型タイプの車と比較して重量は3分の1、衝撃強度は10倍と、従来の石油系プラスチックと比べて軽さや強度など優れた点が多く見られます。

●健康食品・美容製品

種から作られるヘンプシードやヘンプオイルは、栄養価が高く抗酸化作用もあり美容・健康目的で注目されています。

食物繊維やビタミンB、タンパク質、鉄分などが含まれ、栄養豊富な食品として人気を集めています。

また、大麻に含まれるTHCという成分は、精神錯乱や幻覚・幻聴を引き起こす可能性があり、日本の法律で規制されていますが、CBDという成分に違法性はなく鎮静効果があるため、ストレス緩和に役立つと多くの製品に使われています。

●クリーン燃料

大麻から環境に優しい燃料を作ることもできます。

種に含まれるヘンプオイルを抽出してメタノールと混ぜることで、軽油に近い燃料となります。これを利用して車を走らせることもできます。

また、茎の芯を発酵させれば、エタノール燃料として利用できます。

●肥料・飼料

葉の部分は、肥料や飼料として使えます。

●医薬品

穂の部分は医薬品になります。大麻には、鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用など様々な効果があり、THCを含む医薬品も開発が進んでいます。しかし、日本では医療目的であっても大麻の使用は許可されていません。

大麻と自然環境

大麻は余すことなく健康や地球環境に優しい使い方ができることがわかりましたが、その上農薬を必要とせず3ヶ月で3メートルも成長します。

農薬を使わないため土壌改良にもつながります。さらに、大麻と輪作すると害虫や病気の発生が少なくなり収穫量も増えると言われています。

森林の減少が深刻な問題となっていますが、大麻は一年草なので安定した生産量の確保もしやすいです。

大麻と神道

日本では大麻は太古の昔から戦前までは衣・食・住・医療などに幅広く利用されており、神道とも切り離せない存在です。

神社で御祓いに使われる神具(大麻・おおぬさ)やしめ縄、天皇陛下即位後の大嘗祭あらたえなどには大麻が使われ、神事において麻は穢れを祓う力をもつ特別なものとして、大切に扱われてきました。

現在も神社のお札のことを大麻と呼ぶのも、このような歴史あってのことです。

しかし、現在では日本で大麻の栽培が禁止されているため、日本の伝統ある神事にも質の悪い輸入品を使わざるを得ない状況があります。

大麻規制の経緯

一説によると、敗戦直後アメリカの石油産業を日本に拡大するためにGHQによって大麻が禁止されたそうです。当時日本では大麻を喫煙する習慣はなく、神からの贈り物と考えられ神事の道具にも使われていたため、なぜ禁止する必要があるのかもわからず制定されたのが大麻取締法のようです。

それ以降、十分な議論もされずダメなものはダメだと娯楽と産業の用途を一括りにして否定してきたためこのような現状があるのでしょう。

大麻の今後

現在では、アメリカでも産業用大麻の生産が解禁され、世界中で大麻の活用が進んでいます。

大麻の喫煙は健康に害を及ぼす危険な行為かもしれません。しかし、大麻の産業用途での利用は、環境にも健康にも経済的にもよく循環型社会を形成するためにとても有効だと考えられます。

きっと今後、世界中で産業用大麻の見直しが進み、現在の石油産業の代替となる動きが広まっていくでしょう。

日本でも、「ダメ。ゼッタイ。」と頑なに否定するだけでなく、現状をきちんと理解し、縄文時代から伝わる古き知恵や伝統を大切にしようという考えが再度認識されるといいなと思います。

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ゆきだるま

愛知県出身、フランスワーホリ中の1991年生まれ。旅と読書と編み物が趣味。大学の専攻は社会心理学。日本の伝統文化や植物の力(オーガニック、アロマ)に興味があります。好きな言葉は適材適所。世の中の偏ったステレオタイプをぶっ壊したい。外注ライターをしながらブログ執筆中。もっと詳しく見る