「引き寄せの法則」って結局なに?科学的なメカニズムを理解してハッピーな日常を引き寄せよう

心理学

イメージしたことが何でも引き寄せられて現実になるという「引き寄せの法則」。そんな都合のいい話、本当にあるのでしょうか。信じる人も、そうでない人もいると思います。

今回は、「引き寄せの法則」と言われる現象がどのように起こるのかを理解し、日常生活をよりハッピーにする方法についてお話ししようと思います。

「引き寄せの法則」のメカニズム

「引き寄せの法則」と言われるメカニズムには、脳みその中にある網様体賦活系(もうようたいふかつけい・RAS)が関係していると言われています。

私たち人間は、日常生活において目や耳など五感を使って、ものすごい量の情報を得ています。しかし、その膨大すぎる情報の全てを処理することは不可能です。そのため、脳内で「自分が必要だと思う情報」だけを取捨選択する役割を果たしているのがRASです。

きっと多くの人に経験がある「自分が車を変えた途端、街中で同じ車をやたらと見かける」とか、「最近知った芸能人が、テレビやメディアによく出ていることに気づく」などというのは、RASが働いて無数の情報の中から自分が興味・関心のある情報をピックアップしている例です。

RASが脳内フィルターの役割を果たすため、仮に同じものを見ていたとしても、自分が何を意識しているかによって目の前の現実が変わってくるというわけです。

例えば、「お金を稼ぐのは簡単で楽しい」と思っている人は、「お金は簡単に稼ぐことができて楽しいことだ」という現象や情報をどんどんキャッチすることで、その現実がより強化されていきます。

また、「私は可愛くて美しい」と思っている人は、美に対する意識を高く持って、自信に満ちた立ち居振る舞いができます。そのことで、ますます「私は可愛くて美しい」という現実が確定していくことになります。

これが「引き寄せの法則」の正体です。

なので、「引き寄せの法則」というのは「何も行動しなくても、イメージするだけで欲しいものが寄ってくる」というものではありません。

自分がその現実を確信している必要があるのです。

ネガティブな現実とポジティブな現実

では今目の前にある現実が、RASを通して全て自分の意識から作られているのだとしたら、どうして避けたいはずの辛いことや苦しいことまで身に起こってしまうのでしょうか。それも自分で引き寄せているというのでしょうか。

そもそも、「良いこと」や「嫌なこと」というのも私たちの意識の中で定義されているものです。物事は常にフラットで、現象自体に良い悪いはありません。

例えば、あなたが失恋してしまった時。好きな人にフラれるのは、自分がその人のことを好きであればあるほど辛くて、何も手につかなくなってしまったりもすると思います。

しかし、「失恋」自体が悪いことというわけではなく、悲しくて辛いと捉えているのは自分自身です。失恋によって発生する「良い面」もきっとあります。自分と向き合うきっかけになったり、新たな出会いが生まれたり。

でも、フラれたことを引きずり続けて、自分に魅力がないのだと自己嫌悪に陥り、自信を失うことで何もかも上手くいかなくなっていく…こんな悪循環を招いてしまう場合もあります。これは、「引き寄せの法則」で自ら辛い現実を引き寄せていると言えます。

もっと言えば、「人の死」ですらもそれ自体が悪いことではありません。「人は生まれていつか死ぬ」ものです。大切な人がいなくなってしまうのは悲しいですが、単純に生まれること=良いこと、死ぬこと=悪いことではないということです。

物事に対して、良い、悪い、嬉しい、悲しいという感情を選んで紐づけているのは私たち自身なのです。

悪いこと、嫌なことが起きた時、そのネガティブな面だけじゃなく、ポジティブな面についても考えてみてください。出来事自体はフラットです。ポジティブな要素に目を向けることで、きっと嫌な部分や辛いことばかりに意識が引っ張らてしまう状態から抜け出しやすくなるでしょう。

「引き寄せの法則」で人生楽しくする方法

物事が全てニュートラルで自分の考え方次第でそれが良くも悪くもなるのだとしたら、自分にとって嬉しくて楽しいものばかりを選び取っていきたいものです。幸せな人生というのは、そのようなハッピーな瞬間の積み重ねで出来ているのだと思います。

とはいえ、嫌なことを無理やり好きになることはできません。自分が嫌だと思っているのに気持ちを押さえつけて良いことだと思い込もうとするのは一番良くないです。まずは、今ある感情を受け入れて、嫌な気持ちや辛い気持ちはなるべく引きずらないようにすることが大事です。

そのようにして「良い気分」の状態を少しでも長くすることで、「良い引き寄せ」が起こりやすくなります。

嫌なことを切り捨て、好きを増やす

そうやって自分の状態を整えながら、次に大事なのは「嫌なことを切り捨て、好きを増やす」ことです。

日常生活の中で感じる「嫌なこと」って何があるでしょうか。少し思い浮かべてみてください。

・毎日の通勤電車
・職場の人間関係
・掃除、洗濯などの家事
・お金を稼がなければならないこと

例えばこのような、普段嫌だけど我慢して頑張っていること。もしかしたらあなたの中で「やって当たり前のこと」「仕方ないこと」になっているかもしれません。

しかし、本当はそうではなくて、自分次第で「やらなくてもいいこと」に変えることもできるはずです。

・毎日の通勤電車 → 職場の近くに住む、リモートワークできる仕事に転職する
・職場の人間関係 → 当人に嫌なことをはっきりと言ってみる、転職する
・掃除、洗濯などの家事 → 高機能な家電を買う、家事代行を頼む
・お金を稼がなければならないこと → 低コストで生活できる場所に移る

日常の「嫌なこと」をやらなくて済むために、このような別の選択肢を考えることもできます。それによって「お金がかかる」とか「先が見えなくて不安」とか「周りの目が気になる」など、新たな問題が発生するかもしれません。でも、今のまま嫌なことを我慢するよりも、その課題を解決するために行動する方がマシだったりするのではないでしょうか。

このようにして、できる限り「嫌なこと」を減らして「嫌じゃないこと」に変えていく。そして、ストレスが減ったことでできた余裕で新しいことにチャレンジして、自分のいろんな「好き」を見つけていく。そうやって日常に「好き」を増やすことで、もっと自分に合った楽しい現実が引き寄せられることになります。

口で言うのは簡単だけど…と思うかもしれません。しかし、日常生活において「嫌な感情」というのが「嫌な現実」を引き寄せてしまう原因なのです。なるべく「嫌なこと」は切り捨てて、「今楽しいこと」を選択する。それが、自分の日常に「ハッピーな瞬間」を増やすために大事なことです。

理想を確信に変えるには

先ほど、「引き寄せの法則は、自分がその現実を確信している必要がある」と言いました。たとえいくら自分がその引き寄せたいものを好きで、手に入れたいと願っていても、それが理想のままでは叶いません。その現実を「欲しいな」と思っているということは、その「欲しいなと思っている状態」を引き寄せることになるのです。

では、その理想を確信に変えるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。

それは、「現実を少し動かす」ことです。現実の中で、その欲しいをものを少しでも自分に近づけることが大切です。

RASが脳内フィルターの役割をしていると言いましたが、脳が必要だと判断してピックアップするものは自分が普段よく接触しているものです。

自分が綺麗になりたければ、憧れのモデルのポスターを部屋に貼るといいと言ったりしますよね。

お金持ちになりたければ、自分よりも多く稼いでいる人たちのいる環境に身を置くことが効果的です。周りにいる5人の年収の平均が自分の年収になると言います。

そうやって、引き寄せたいものに頻繁に触れる環境を作り出すことで、脳が必要な情報を取捨選択するようになります。

理想を理想のままにせず、少しだけ行動に移してみてください。そのことで引き寄せの法則の力が働いて、目的までの距離がぐっと近づくはずです。そして、引き寄せたい現実が自分の手の中にあると確信・実感することができるようになれば、その通りの現実が目の前に現れます。

「引き寄せの法則」には時差がある?

しかし、一歩踏み出したからと言ってすぐにその効果をすぐに実感できるわけではありません。「引き寄せの法則」効果は少し遅れてやってきます。

そのため、新しいことを始めてすぐに結果が出なくても焦らず気長に続けてみることです。

自分が欲しい現実を思い描いて、それに向けて少しずつ動き始めたら、あとはただ自分が心地よくいられる状態を整えることにフォーカスすれば大丈夫です。気軽に楽しく過ごしていたら、ある日自分が実際に理想としていた世界の中にいることに気づくという瞬間が訪れるでしょう。

このように、長い目で見れば「引き寄せ」は実現します。物事によって、引き寄せて手に入るまでの時間は異なりますが、焦って諦めることなくただ目の前のことを楽しみながら続けましょう。

まとめ

以上が、「引き寄せの法則」のメカニズムと「良い引き寄せ」をするための流れです。

今回話した内容をまとめます。

・私たちが見ている現実は、この世界の全てではなく、RASという自分の脳内フィルターでピックアップされた情報のみで形成されていること
・自分が興味関心を持って、必要だと考えている情報以外は無視していること
・物事に良い悪いはなく、現象は常にフラットであるということ
・「嫌な気分」を減らして「良い気分」を増やすことで「良い引き寄せ」が起こりやすくなること
・理想ではなく確信に変わって初めて「引き寄せの法則」が働くこと
・そのために少しでも「行動してみる」ことが大事だということ
・結果を急がず、焦らずに日々を楽しむこと

これが「引き寄せの法則」を上手に使って幸せな日常を手に入れる方法です。簡単に言えば、自分の「好き」に従うことが幸せに生きるためのコツです。

仕事やお金、恋愛や人間関係など、あらゆる場面に該当すると思うので、少しでも役に立てば幸いです。トータルして「幸せな人生」に繋がっていけばいいなと思います。

今一度、自分が本当は何が好きで何が嫌いなのか明確にしてみてください。みなさんが自らの「好き」を引き寄せまくって、幸せな日々を生きられますように。そして、世の中が「好き」の循環で回るようになればいいなと思います。

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