【フランスワーホリ】パリのスト中空港に向かったら友達ができた話

フランスワーホリ

現在フランス国内は絶賛大規模ストライキ中。

12月5日からパリ交通公団(RATP)やフランス国鉄(SNCF)も一斉にストをしていて、電車やメトロ、バスは多くの路線で運休が相次いでいます。無期限ストなので、いつ終わるのかもわからず…。多くの人が徒歩やレンタサイクル、電動キックボードなどで通勤・移動しています。

ホストマザー曰く、これほど大規模で終わりが見えないストは前代未聞らしい。

大規模ストライキの理由

このストライキの理由は、現在マクロン政権が打ち出している「年金改革」に反対するためです。フランスの年金財政はかなりの赤字状態で、これを改善するために年金制度を一本化するという政策ですが、これによって鉄道会社の職員や教師などの公務員は今まで通りの手厚い年金制度を受けられなくなるため、それに対抗しているというわけです。

私はシャルルドゴール空港に向かいたい

そんな中、私は以前から予定していた旅行のために空港に向かわなくてはならず、かと言ってNavigoを持っているので通常ならお金がかからないところをストのためにタクシーやUberを使うのは嫌だなと思い、一部動いている交通手段を使って空港に向かうことにしました。そしたら想定外がいっぱいでめちゃめちゃ時間がかかって、これがフランスか…とストの文化を体感しました。でも、思いがけず友達ができた話です。

翌日早朝発のフライトだったので空港泊する予定で、時間は十分にあったので特に焦ることはなかったですが、疲れました…

ロワシーバスが動いてない…?

まず、スト情報をまとめてくれてるサイトによると、オペラエリアと空港をつなぐロワシーバスは通常通り運行しているようだったので、オペラのバス停へ。

そこにはタクシーが1台と観光客と思われるマダムが一人。私が時刻表を見ようと思ったら、タクシーの運転手が「今日バス動いてないよ。一緒に乗る?」と声をかけてきました。

私は、「またまた〜ネットに動いてるって載ってるし。観光客狙いのそういう手法なんだろうな」と思い適当に対応して少し待ってみることに。そのあとバスを待つ人も増えてきて、やっぱり動いてるよねとちょっと安心。でも予定時間を過ぎてもなかなか来ないバス。

タクシーが2、3台やってきて、またバスないよと言ってきた。でもみんな信じずに寒い中待つ。雨も降ってきた。

30分経って、そろそろみんなおかしいなと思い始め、各々の方法で調べたり、ザワザワし出して…タクシーに乗ることにする人たちも出てきて、みんなどうする?どうする?って相談し合う。ネット情報的には動いてるっぽいよね?って。

結局、既に1時間くらいは経ってたと思うけど、一人のお姉さんが友達と電話してて、友達が調べてくれたらやっぱり動いてないらしいとなってみんな愕然。HP見てもわかんなかったけどどこに載ってたんだろー。

RER B線がパリ北駅から先は動いてるみたいだからその場にいた数人で向かうことに。少し歩いて、満員のバスに乗って駅まで。途中で一人のお姉さんとは別れたけど、デンマーク人の女の子と台湾人の女の子2人組と一緒に行きました。

RER B線の電車が来ない…

駅に着いた後も電車がなかなか来なくて不安になる。そこにいるスタッフは無駄にたくさんいるのに情報何も知らないし。笑

「本当に来るんだよね?」と聞いても、「来るよ、もうちょっと待ってて」と言われるだけ。あとどれくらいで来るとか、どれくらい遅れてるとかの情報は一切なし。

デンマーク人の子は友達のお迎えで空港に向かってるけど、もう友達着いちゃうと焦り出して、台湾人の子達は泊まってるホテルが空港付近で早く帰りたいし、もうUber呼ぼうかなーでももうすぐ来るって言ってるしなーと悩む。

結局、もうすぐ1時間が経つというところで、「今日はもう空港行きの電車動かないって」と言われる…。なんだそれ!

別の電車で途中の駅まで行くからそのあとバスに乗れって。予定では空港行きの最終電車が来る時間。まじかよと思いながら私はその電車に乗って、あとの3人は結局Uberを呼ぶことに。

未知の駅に向かわされる

まあバスがあるなら、急いでないしいっかと思って言われた駅まで行ったけど、結局その駅に空港に向かうバスは通ってなかった…。その場にいた人に聞いたけど、わかんないと言われ絶望…。北駅で同じように言われて来たっぽい人も戸惑ってた。どういうことなの!

どうしようーと思いながら、改札に戻って掲示板を見たら、なんと5分後に空港行きの電車が来ると書いてあるではないか!どういうことー!たぶん結局最終電車は普通にあったんだと思う。無事に電車に乗って空港に辿り着けました。

驚きの再会

駅に着いて、ターミナルに向かう電車に乗ろうとしたら、さっき別れたはずのデンマーク人の女の子がそこに。えー!ってなって、結局電車あったよって経緯を話して、でも同じタイミングでやばいね!って。北駅で別れたあと、最初にいたお姉さんにも会ったらしい。

その子は、今デンマークからフランスにオペアをしに来てて、まさかの同じ境遇で奇遇すぎた。インスタで友達になったから、また会えたらいいなー。

パリのストを体験して

そんなこんなで、先週からずっと引きこもってたけど、ここに来てパリのストの洗礼を受けました。家を出てから4時間かかった…。最終的にちゃんと辿り着けたし、早く着きすぎても時間持て余してたからよかったんだけど。そして、普段ならあり得ないような人との出会いが面白かったし。

それでもやっぱり、あることが前提となってる生活の一部が機能しないとなると不便だし、困ることも多いなぁ。まあ全く動いてない訳ではないからなんとかなるし、するんだけどね。みんな家から働いたり、パリ市内の人は1時間歩いて出勤する人もいるみたい。

クリスマスシーズンで普段なら掻き入れどきだし、旅行客の移動も増える時期なのにこの状態は経済に大きな打撃を与えてるらしい。個人経営の店とか稼ぎどきのはずがお客さん全然こないとかやばいよね。影響が大きいからこそこの時期にしてるんだけど。

これもフランスカルチャーの一部ということで、経験できたのはある意味よかった。でも日本ではあり得ない動き。さすがにここまでなると行き過ぎ感はあるけど、政府の動きにちゃんと社会全体が意見・関心を持って行動をするっていうこと自体は日本でももう少し行われるべきなんだと思う。

そんなことを感じた経験になりました。無期限ということですが、この先どうなるんだろう?フランス人にとっては大きな意味のあることなんだけど、外国人の身としては、早めに通常通りに戻ってくれることを願うばかりです。

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